待望の赤ちゃんを授かり、どこの産院で出産しようかな、と悩んでいる方は多いかと思います。
無痛分娩が良い、できるだけ自然な分娩が良い、など、いろいろと自分の理想のお産の形がある中で、実現できる産院を探すのはなかなか大変。
今回は私自身が出産した、東京都稲城市に位置するベリエの丘クリニックでの出産についてご紹介します。
ベリエの丘クリニックが気になっている方は是非ご一読ください!
ちなみに後編はこちらの記事となります。
前段が少し長いので、「分娩のときの話が読みたい!」という方は後編へどうぞ。
産院探しで重視したポイント
私たち夫婦が産院探しで、「これだけは譲れない!」と言うポイントがいくつかありました。
それが次の4点です。
- 24時間無痛分娩に対応
⇒とにもかくにも絶対無痛。
どうせ無痛と言っても痛みはあるんだから、何が何でも無痛分娩に対応しているところを選びました。
時間外が対応できない、等ではお話しにならないので、24時間いつ、どんなときでも無痛分娩ができることは第一条件でした。 - 夫婦で一緒に分娩&入院(同泊)が可能
⇒これも絶対に譲れないポイントでした。
ふたりの子どもを産むんだから、スタートラインから夫婦で一緒に進んでいきたい。
そのためには、夫も同泊できることが重要だと思い、コロナ禍ではありましたが、家族が一緒に分娩立ち合い&入院できることも必須でした。 - 自宅から1時間以内で通える
⇒万一想定外の事態が起きた時にすぐに診てもらえるよう、自宅から1時間以内で通える場所で探しました。
(いろいろ産院を調べた結果、1時間以内なら何かが起きてもまぁ大丈夫という産院が多かったので) - 母乳信仰していない
⇒これも大事なポイントでした。
夫婦で同じように子育てに参画するため、基本的にはミルクで育てようと考えていたので、何がなんでも母乳!という考えの産院は合わないだろうな、と思っていました。
これらの条件をすべてクリアする産院は意外と少なく、特に②の「夫婦同泊ができる産院」というポイントでだいぶ絞られました。
コロナで分娩立ち合いすら許されない産院も多い中だったので、ベリエの丘クリニックは相当すごいと思います・・!本当に感謝です。
ベリエの丘の予約タイミング
出産の予約をするのがいつが良いのか?
ベリエの丘クリニックの場合、妊娠10週ぐらいまでを目安に予約するのが良いです。
え!そんな早いの!?
と驚く方も多いと思いますが、人気の産院は10週ぐらいで予約が埋まってしまうことが多いです。
私は妊娠10週で予約しましたが、希望の日にちはすでに予約が埋まっており、希望日の数日前での予約になりました。
ちなみにベリエの丘クリニックでは、電話での予約は受け付けておらず、まずは一度受診してからでないと分娩予約ができない仕組みになっています。
予約金は5万円です。
後期妊婦検診
私はベリエの丘クリニックから車で1時間弱の場所に住んでいるため、妊婦検診はぎりぎりまで家から徒歩10分の産婦人科に通っていました。
ベリエの丘クリニックでは、34週までは別の産婦人科で妊婦検診を受けても良いことになっています。
ちょっと離れた場所に住んでいる人にはありがたいですよね。
私の場合は32週までは近所の産婦人科に通い、その後ベリエの丘クリニックへ戻りました。
夫も一緒に受診することができるため、夫婦で赤ちゃんの成長の様子を知ることができてよかったです。
妊婦検診は基本的にエコー含め助産師さんが対応してくださり、医師の診察は希望があった場合のみ対応してくれる、とのことでした。
私は検診のたびに「頭が大きい気がするけど大丈夫かな・・」「お腹が張ることが多くなった気がするけど大丈夫かな・・」など、毎回何かしら不安要素があったため、いつも医師診察もセットでお願いしていました。

毎度心配事がつきない検診でしたが、医師も助産師さんも丁寧に対応してくれました!
突然の破水⇒産院へ連絡
計画分娩の予定日は10月初旬で予約していたのですが、ちょっと身体に負担をかけすぎたせいか、予定日より1週間早い9月末の朝に破水してしまいました。
朝7時過ぎに産院の時間外受付の番号へ連絡。
破水したなら確実に入院になるため、入院グッズも持ってご来院ください、とのこと。
私自身は破水して身動きが取れないため、ソファに寝て動かないようにしながら夫に「あれをカバンに入れて、これも車に積んで」など指示をして、準備を終え、いよいよ移動開始。
「出産が始まったら体力勝負だから事前に食べ物を食べておいた方が良い」との事前情報を聞いていたため、産院へ行く途中へマクドナルドに寄り、朝マックを発注。
エッグマックマフィン、おいしかった・・・!
車に乗ってから前駆陣痛も来ていましたが、朝マックはぺろりでした😋
チェックイン(入院)
7時過ぎに破水したため、本来であれば8時過ぎには産院へ到着していたはずだったのですが、荷造りに時間がかかったのと、朝マックに寄り道したため、到着時刻が大幅に遅れて9時過ぎに。
9時少し前ぐらいに、産院から「大丈夫ですか?」と心配のお電話をいただきました。
すみません、朝マックしてました・・・。
産院に到着したときにはすでに一般診察も開始しており、妊婦さんたちがいる待合室に、バスタオルを巻いた姿で登場。
受付のお姉さんがなるべく目立たないように入院フロアへ案内してくれましたが、恥ずかしかった・・・。
けど、9時前のチェックインだと時間外料金2万円がかかっていたので、結果オーライ。
診察①
内診のため、初めての分娩台へ。
そのまま出産にはならないと思いつつ、助産師さんに案内されてどきどきしながら分娩台にあがりました。
少し待つと院長先生が。
内診の結果、「まだ子宮口は0.5cmですね」とのこと。
恐らく当日中には産まれないので、陣痛促進剤を使いつつ翌日に産みましょう、と説明されました。

バルーンを入れて子宮口を開かせることもあると聞いていたのですが、破水してしまった場合は感染症などのリスクがあるためバルーン処置はせずに飲み薬と点滴で陣痛を進めるとのことでした。
感染症予防のため抗生剤を渡され、入院のお部屋へ移動。
ゲストルーム(入院部屋)へ
お産パッド(生理用ナプキンの特大サイズみたいなもの)をつけられ、数日間お世話になるであろうお部屋へ案内されました。
ベリエの丘クリニックは基本的に個室が用意されており、各部屋にお部屋の名前がつけられています。
私が入ったのは「ローズマリー」のお部屋でした。
なんだか良い響き。
入ってみると、広々とした素敵な空間が。
ちょっとしたホテルよりもよっぽど居心地が良さそうです。

アメニティ・備品など
びっくりするぐらい、入院に必要なすべてのものが揃えられていました!
保険証と母子手帳さえあれば、本当に手ぶらで来てもなんの問題もなく過ごせそう。
タオル・衣類
バスタオル、フェイスタオルなどのタオル類はもちろん、入院中の衣類はしっかり用意されていました。
パジャマ、授乳ブラ、産褥ショーツも完備され、手ぶらで来てもなんの問題もなさそう。
ショーツをレンタルするというのは最初すごく抵抗があったのですが、実際はお産用パッド(超特大の羽なし夜用ナプキンのようなもの)を装着するのでデリケートゾーンが直接触れるわけではないし、全然大丈夫でした😊
使い終わったものは洗い物用のバスケットに入れておけば、翌朝回収されて新しいものが補充されます!
ちなみにパジャマは夫の分も借りることができます。
(夫の分は都度お願いしないと補充されませんでした笑)

さすがに夫の下着まではレンタルされなかったですが、それ以外はなんでも揃っていて本当に助かりました!
アメニティ

アメニティも充実。
歯ブラシはもちろん、おしゃれなシャンプーやボディソープも用意されていて大満足です。
しっかりしたドライヤーも設置されていました。
飲料類

ホテルさながら、コーヒーやノンカフェインの麦茶、アールグレイティーが用意されていました。
(お茶系はLUPICIA)
小型の冷蔵庫の中にはお水のほか、リンゴジュースとオレンジジュースまで。
赤ちゃんお世話&産後ママ用グッズ

赤ちゃんのお世話用のおむつ、おしりふきももちろん完備。
授乳パッドも用意していただいていたのには驚きました。
(持っていく必要なかった・・・)
写真には載っていませんが、トイレにはお産用パッドのS・M・Lサイズも用意されています😊
さらに授乳枕、円座クッションもしっかり備えられており、こちらで用意して持っていかなければならない荷物はほとんどありませんでした。
消耗品は基本的に使い切ったらすぐに新しいものを補充してくれますし、なんて素敵な産院なんだろう・・としみじみ思いました。
出産前最後のシャワー
この機会を逃すと産むまで無理だから軽くシャワーを浴びていいですよ、と言っていただき、ありがたくシャワーさせていただきました。
破水したらもう浴びれないものだと思っていたので、ラッキー。
点滴の前処置
いつ点滴を打つことになるかわからないから、とのことで、先に針だけ刺される。
輸血用の針らしく、通常のものより太めのため、痛い。
痛そうにしていたところ、腕を温めると血管が太くなって痛みが減るとのことで、温かいなにか(ホッカイロのようなもの)を腕に巻いていただきました。
確かに少し痛みが軽減されたかも。
この針は翌日の陣痛促進剤の点滴で無事活用されました!
お昼ご飯
そうこうしているうちにあっという間にお昼の時間に。

この日のお昼は牛すき焼きと焼き魚。
控えめに言って、めちゃくちゃ美味しい😍
正直ご飯はそこまで期待していなかったし、実際料理も温かくはなかったんですが、びっくりするぐらい美味しかったです。
ベリエの丘クリニックでは、朝昼晩のご飯と、15時におやつが出てくるんですが、どれもこれもいつも美味しくて本当によかった~!
一応入院中のすべてのご飯を撮っておいたので、そのうちご飯だけの記事もアップしようと思います😊
ちなみにこの時、夫は「出産したら行けなくなっちゃうかもしれないから」と、近くの筋トレに出かけ、帰りにラーメンを食べて帰ってきました笑
夫は外出自由という点もありがたいですね。
陣痛促進剤(飲み薬)開始
午後から1時間おきに計4回飲むよう、陣痛促進のお薬を渡されました。
「プロスタグランジン」というお薬です。
麻酔処置
麻酔を使うと陣痛が遠のいてしまい、子宮口の開きが鈍くなるとのことで、まだ麻酔は我慢してくださいね、と言われつつ、耐えきれなくなったらすぐに麻酔開始できるように処置だけしてもらうことに。
診察の合間に先生に来ていただき、分娩台にて背中に注射針を挿入。
横向きに寝て、膝を抱えるようなポーズになって針を刺してもらうのですが、腹が出ているのでなかなか難しかったです😂
硬膜外麻酔の注射は痛いと聞いていましたが、「うっ」となる程度で、思っていたほど痛くはありませんでした。
麻酔開始
陣痛促進剤を4回すべて飲んだ結果、みるみるうちに陣痛が強くなってきて、無事耐えられないレベルに😇
麻酔開始はなるべく遅くした方が良いと言われていたので我慢したかったのですが・・・むり。
ナースコールをして、麻酔を開始してもらうようにお願いしました。
「今から麻酔薬を作ってお持ちしますね」とのことで、「作るってなんだ・・??」と思いつつ、しばらく待機。
待っている間にも陣痛はどんどん耐えられないレベルに。
そんなに何分も経っていなかったかと思いますが、そもそも限界まで我慢してのナースコールだったため、耐えきれずに催促のナースコール。
ちょうど向かってくださっていたところだったようで、ほどなくして病室に来てくれ、麻酔を開始してくれました。
麻酔、神。
あんなにしんどかった痛みが一瞬にして消えた!!
陣痛は遠のきましたが、それでも麻酔を打ってもらえてよかったです。
助産師さんに痛みがなくなったことを伝えると、「〇〇さんがお辛い思いをせず過ごしていただくことが何よりも重要なので、麻酔が効いて本当によかったです」と言ってくださいました。
助産師さんも、神でした。
気楽な夜
麻酔を開始すると、胎児の心拍モニターを常時つけておかないといけないらしく、トイレに行くたびに助産師さんを呼んでモニターをつけはずししてもらうのが申し訳なかったですが、それ以外はとても快適に過ごすことができました。

痛みがなくなったのをいいことに、調子に乗って夜中までPC作業をしていたらさすがに助産師さんに心配されました💦
出産前だからなのか麻酔の影響かわかりませんが、熱も出ていましたしあまり無理してはいけませんね。
就寝前の子宮口チェック
PC作業もそこそこにして深夜1時前。
そろそろ就寝しようというところで、寝る前に助産師さんによる子宮口チェックが入りました。
結果、1.5cm。

薬飲んだのに全然開いてないですやん・・・
自分としてはけっこう痛みに耐えてからの麻酔だったので、あまり進んでいないことに若干のショックを受けました。
ただ、助産師さん曰く「開きはまだまだだけど薄くなっている」とのことでしたので、とりあえずの希望を持ってチェック終了。
夫と二人で過ごす最後の夜。
明日になったら産まれているというのがあまり実感できないまま、不思議な気持ちの中眠りました。
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長くなってしまったため、続きます。
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