不妊治療をはじめると、検査のひとつとして挙げられてくる『卵管造影検査』。
どんな検査なの?痛みはあるの?
実際に卵管造影検査を受けてみた感想を、レントゲン画像つきでご紹介します。
卵管造影検査とは?
不妊治療の基本的な検査の一つで、レントゲン室で行う検査です。
子宮の入り口(子宮頚管)から子宮、卵管の方へと造影剤を流し、子宮の形や卵管の通過性、卵管周辺に異常がないかを確認しながら調べていきます。
卵管が詰まっていた場合、精子と卵子が出会えなくなってしまっているため、詰まりを取り除くことで妊娠ができるようになります。
不妊治療を行っているクリニックでも卵管造影検査は実施していないところが多々あり、その場合は近場の総合病院や大学病院などの紹介状を書いてもらい、受けてきた結果をクリニックに持って帰る形となります。
卵管造影検査を受けるメリット
卵管造影検査では、卵管などに異常がないかを確認する検査という性質を持つほか、実は妊娠しやすくなるといったメリットがあるんです!
卵管が軽く詰まっていて妊娠がしづらくなっていた場合であれば、この検査を行うことにより詰まりが改善され、結果として妊娠しやすくなる、ということです。
検査を行うことにより妊娠しやすくなる期間は6か月程度とされ、この期間を『ゴールデンタイム』というそうです。
検査だけではなく、治療としての側面も持つなんてありがたいですよね。(残念ながら私はこの恩恵には預かれませんでしたが・・)
検査の流れ
私が通っていた個人クリニックでは卵管造影検査を実施していなかったため、近所の大学病院を紹介され、そこで検査を受けることになりました。
検査初日
クリニックで書いてもらった紹介状を手に、大学病院へ。
私が行った大学病院では受診当日に検査を受けることはできないとのことだったので、まずは先生と検査についてのお話しをして、検査日の予約を取りその日は終了しました。
検査当日
検査日当日。
まずは内診室で子宮にチューブを挿入し、チューブ先のバルーンを膨らませ、チューブが子宮から落ちないように固定します。
⇒その後、レントゲン室へ移動。チューブから造影剤を注入していきます。
⇒レントゲンを撮影します。
⇒チューブを抜いて、検査終了。
⇒診察室にて検査結果を聞き、診察終了となりました。
検査後は出血があるとのことで、ナプキンを渡されました。(持ち物に書いてあったけど忘れてしまったところ、1枚いただけました。。)
帰り道の間に出血したので大変助かりました。
痛みはあった?
結論から言うと、
私はものすごく痛かったです。
卵管造影検査で痛みを感じるポイントは次の2点だそうです。
- 子宮内にチューブを固定するとき
- 造影剤を注入するとき
私の場合、前者でした。
これまで子宮から生理の血を出したことはあっても、子宮に物を入れたのは人生初めてだったため、その感覚が慣れなかったこともあったのだとは思いますが、とにかく子宮にチューブを入れた瞬間がものすごく痛かったです。
これから検査を受ける方を脅すつもりはないのですが、本当に痛くて、、痛かった時間はほんの一瞬ではあったのですが、その瞬間だけは無痛分娩の出産よりも痛かったです。
なんとかチューブが入ったあとも違和感がすごくて、結局内診室からレントゲン室まで看護師さんに車いすで運んでいただきました。
レントゲン室で造影剤を注入するときは恐怖で死にそうでしたが、幸いにもこちらは痛みも違和感も何事もなく終わることができました。
(卵管が詰まっていない人は痛みを感じないケースも多いそうです)
検査結果はどうだった?
結果は卵管の詰まりも子宮の異常もなく、問題なしとのことでした!
検査のレントゲン画像はこちら↓
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赤い丸の中、にょろにょろとした白い影が正常な証のようです。
(造影剤が卵管をきちんと通って、体内に排出されている)
左右非対称なのが気になったのですが、そこは気にしなくていいのね。
何にしても異常なしでよかった。
まとめ
卵管造影検査は多くの人にとってかなりの痛みを伴う検査ではありますが、頑張れば妊娠しやすい期間=ゴールデンタイムを得ることができる、とても素晴らしい検査です。
残念ながら私はゴールデンタイムでは妊娠することができませんでしたが、卵管に問題がないことがわかっただけでも検査をしてよかった、と思いました。
これから検査をされる方、痛いのは嫌だな、怖いなと思う方がほとんどだとは思いますが、ぜひ勇気を振り絞って検査に臨んでいただき、あわよくばゴールデンタイムでの妊娠にこぎつけられるよう応援しています!
体外受精で妊娠したときの記事はこちらに掲載していますので、是非あわせてご覧ください。
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