【添い寝?親子別室?】新生児から寝室を別に!赤ちゃんが1人で寝るメリット・デメリットご紹介【寝不足解消】

すやすや眠る赤ちゃんの画像 03.育児
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待望の赤ちゃんが家に来て、嬉しい反面つらいことも出てきます。

よく言われるのは「寝不足」。

新生児期は3時間おきの授乳など夜間のお世話、新生児期を過ぎても夜泣きなどの対応でまとまった睡眠時間が取れない、と言う悩みはよく聞きます。

私の息子は産まれて初めて家に来た日から今日まで、ずっと親と別室で寝ています。
赤ちゃんと親が寝る部屋を分けることで、我が家は睡眠不足とは無縁の生活を送ることができています。

今回はそんな「赤ちゃんと親が寝室を分けることのメリットとデメリット」について、実体験をもとにご紹介できればと思います。

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親子同室と別室、一般的にはどちらが多い?

恐らくみなさんご想像のとおり、日本では親子同室が圧倒的多数です。
中にはパパだけ別室、ママと赤ちゃんが同じ寝室というケースはしばしば見受けられるようですが、いずれにしてもママと赤ちゃんは同じお部屋で寝るというのが一般的です。

たまに児童館などに行って他の子のママパパとお話しする機会があるのですが、親子で寝室を分けていることを伝えると多くの方に驚かれます。

アンケート結果

2023年10月、X(旧Twitter)にて0~2歳のお子さんを持つ親御さんに夜の眠り方についてアンケートを行いました。

結果は以下のとおりです。

親子同室+添い寝50%(71票)
親子同室+布団別(ベビーベッド含む)45.8%(65票)
親子別室4.2%(6票)
回答数:142票

予想通り(予想以上?)親子別室は少数派ですね。

我が家が赤ちゃんの寝室を別にすることにした理由

赤ちゃんと寝室を分けようというのは、夫婦で話し合って妊娠中から決めていました。

理由は2つです。

1.親の寝不足解消

一番重要だったのは、親の睡眠確保です。

私はもともと三度の飯より睡眠派で、とにかく何よりも寝ることが大事。
自ら望んだ赤ちゃんのためとは言え、睡眠時間を削られることは何としても避けたかったです。

一番大変だった新生児期の3時間おき授乳の際は、夫と二人でシフトを組み、3交代制(夫が担当8時間、私が担当8時間、2人で担当8時間)で過ごそうと決めていました。※
そのため、自分が担当外の時間はしっかりと眠れるように、赤ちゃんの寝室は別にしようと考えました。

※3交代制を実現するために、我が家では産まれたときから母乳なし・完全ミルク育児を行いました。
 完全ミルク育児についてはこちらの記事でご紹介していますので是非ご覧ください。

2.夫婦の時間確保

次に重要だったのが、夫婦の時間を確保すること。

同じ空間に赤ちゃんがいると、寝る前にちょっとした会話をすることも気を使わなければなりません。

よく聞くのが、「子どもが産まれてから夫婦での時間がなくり、関係が悪化した」と言う話です。

子どもとの関係はもちろん大事ですが、私たち夫婦はそれと同じぐらい夫婦関係も大事にしていきたいと思い、2人の時間はしっかり確保していこうと考えました。

別室を実現するにあたって準備したこと

親子で別室にすると決めてから、準備したことは次の3点です。

1.赤ちゃんのお部屋

別室なので当然と言えば当然ですが、赤ちゃんのお部屋を設けました。

我が家ではもともと夫の仕事部屋兼物置きとして使っているお部屋があったので、夫のワークスペースはリビングに移動し、物置きは多少片付け赤ちゃん専用のお部屋に模様替えしました。

家の間取り的に赤ちゃんの専用部屋を設けるのが難しい、と言う場合、リビングや夫婦の寝室の一角を間仕切りで仕切ってあげるだけでも多少効果があるのでは、と思います。

2.ベビーモニター

別室寝をすると決めたら、ベビーモニターは必需品です。

国内外を含め、ベビーモニターはさまざまなメーカーから出ていますが、我が家では検討の結果台湾メーカーの『CuboAi』を購入しました。

我々夫婦の中で「育児系買ってよかった物ランキング」堂々一位の商品です!!

後述する、別室寝により発生する不安ごとが『CuboAi』のおかげでことごとく解消されます。

3.親の気持ち

いざ別室となると、「ほんとうにこんな早いうちから別で寝かせて大丈夫かな?」「寂しくないかな?」なんて思いがよぎったりもします。

これに関しては、「別室でも大丈夫!」と自分や夫に言い聞かせて慣れていきました。

赤ちゃんを1人で寝かせるのが不安!本当に大丈夫?

乳児突然死症候群(SIDS)での死亡リスク

赤ちゃんが生まれて2週間頃~1歳ぐらいまでの間、乳児突然死症候群(SIDS)のリスクがわずかながらにあります。
別室だと赤ちゃんの息が止まっていても気づけないのでは・・と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。

これに関しては、先ほどご紹介した『CuboAi』が解決してくれます。
『CuboAi』はベビーモニター単体と、ベビーセンサーパッドとのセットが販売されています。

このベビーセンサーパッドを赤ちゃんの布団の下に設置しておくと、赤ちゃんが呼吸でわずかに動く微動検知をしてくれ、万一微動が検知できなくなるとアラート音でお知らせしてくれるんです。

特に新生児期や生後数か月の時期などの赤ちゃんは、じーっと目視していても呼吸しているかどうか判断が難しいほど静かに寝ています
同じお部屋で見ていたからと言って、万一のときに気づけるかは疑問です。
ましてや一緒に寝てしまっていたら、同室であっても気づくことは困難。

それよりは、文明の利器『CuboAi』に頼る方がよほど安心です。

泣いているときに気づけるか不安

いざ赤ちゃんが泣いてしまったとき、別室で寝ていたら気づけるかどうか不安、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これに関しても『CuboAi』を設置しておくことで、赤ちゃんの泣き声を検知したらスマホやタブレットにお知らせをしてくれます。

私は自分のスマホを常時マナーモードにしているため、お知らせで気づくことはなかなか難しいです。

代わりにCuboAi専用で安物タブレットを1台用意し、常時CuboAiのアプリを立ち上げて様子を映し出しているのと、通知が来たら自分が起きれる程度に音量を上げています。

このような対策をしておけば、別室で寝ていたり、作業をしていたとしても泣いたらすぐに気づけるので安心ですね。

赤ちゃんが可哀想。愛情不足にならない?

明確なエビデンスは見つからなかったのですが、大丈夫だと思います。

少なくとも我が家では、1人寝をさせることで赤ちゃんがぐっすり睡眠時間を確保できています。

また、親がしっかり睡眠時間を確保できることで、日中のお世話でイライラすることなく愛情たっぷりに接することができています。

寝室を分けることで親子が接する時間は絶対的に減ると思いますが、その分質は向上しているように感じています。
(もし私が親子同室で育児をしていたら、きっと寝不足で日中息子に辛く接することが多くなっていたのではと思います)

1人寝に慣れるまでやったこと

赤ちゃんが1人で眠れるようになるまで、行ったことは次のとおりです。

抱っこで寝かせるのを当たり前にせず、ベッドに置いてから寝かせることも覚えさせる

泣いていても、抱っこするとすやすや眠ってくれる赤ちゃん。とっても可愛いです。
けど、これを当たり前にしてしまうと後々が大変。

毎回とは言わないけれど、我が家では生後間もない頃からベッドに置いて寝かせることを意識的に多くしていました

最初のころはベッドに置いてもすぐには寝てくれず泣いてしまったりするのですが、5分~30分ほどそのままにしておくと、そのうち泣き疲れて寝てくれます。

ちょっと心苦しい気もしますが、これを繰り返すことにより、今では息子はベッドに寝かせるとそのまま横を向いて勝手に1人で寝てくれるようになりました。

寝かしつけ0秒です。(たまーに嫌がるときもありますが、それでも数分以内には1人で寝るモードに入ってくれます)

泣いてもすぐには対応せず様子を見る

1人で寝ついてくれたあと、何かのきっかけで起きてしまい、泣き始めることがあります。
俗にいう夜泣きですね。

このときもすぐには寝室へ行かず、ベビーモニターで様子を見ます。

大泣きしていても5分~長くて10分ほど様子を見ていると、8割がた自分の力で再び寝てくれます

あやすときも基本的に抱っこはしない

夜泣きが発生した際、少し時間を置いても泣き止まないときがあります。

最近の息子の例でいうと、大声で泣いていても横になっているときは自分で再び寝てくれるけど、泣き声は小さくてもベッド上で立ち上がってしまうと10分では寝てくれない。

そんなときはベビーベッドへ向かいます。が、抱っこはしません。

寝室へ行き、ベビーベッドの近くまで行って頭や顔、背中を撫でてあげます

これだけでも赤ちゃんはじゅうぶんに落ち着きを取り戻し、再度入眠してくれることが多いです。

例外的に一緒に寝るときも

息子がこの世に産まれてから1年と数週間。
基本的には子ども部屋で1人寝をする我が子ですが、中には例外の日もあります。

例外1.赤ちゃんの体調不良

赤ちゃんが風邪などを引くと、鼻がつまって寝苦しいのか睡眠が浅くなり、ちょっとしたことで目を覚まします。
また、機嫌も悪くなることが多いです。

そのためいつものやり方ではなかなか寝付いてくれなかったり、夜中に覚醒してしまうこともしばしば。

こんな日には無理して1人寝を強要せず、抱っこで落ち着かせて一緒のベッドで寝ることがあります。

もちろん体調不良のときに毎回ではないですし、まずは1人で寝かせようと試みますが、子どもがつらそうにしていたら別室はお休みにしています。

例外2.旅行中

旅先で二部屋ある宿を探すのはなかなか難しい(金銭的にも物理的にも)ので、旅行中は基本的に同じ部屋で寝ています。

ただし旅行先にはAprica製の折り畳み式のベビーベッド『ココネル』を持っていき、単独のベッドで寝かせるようにしています。

ミニベッドサイズなので1歳になった今はだいぶ窮屈そうですが・・・なんとか眠れています。

子どもが9か月の頃に3週間ほどの長期旅行へ行く機会があり、その間は毎日同じ部屋で寝ていたため帰宅してから1人寝を嫌がってしまうのではないか、と懸念していたのですが、いざ帰宅したらまったくそんなことはありませんでした。笑
むしろベビーベッドが通常サイズに戻って広々眠れるようになり、満足していたように思います。

赤ちゃんと寝室を別にするメリット

睡眠が取れる

やはりこれは最大のメリットと言えるのではないでしょうか。

別室で寝ることにより、赤ちゃんはまとめて長く寝る癖がつき、また、赤ちゃんが発する寝言で親が起こされる心配もなくなります。

実際私は息子が体調不良のときと旅行中だけ同じ部屋で寝たのですが、赤ちゃんって純粋な夜泣き以外でもけっこう「ふえっ・・・」とか「ん----」みたいな寝言を言いますよね。

同じ部屋で寝ているとそんな些細な声でもどうしても気になってしまい、意識が戻って睡眠不足感がすごかったです。(慣れなのか・・?)

別室+ベビーモニターであれば、どのぐらいの強さの泣き声で通知を出すかも選べますし、モニターしている赤ちゃん部屋の声を拾うスピーカーの音量も任意で設定できるため、自分の睡眠の妨げにならないよう調整が可能です。

睡眠って大事。

赤ちゃんを起こしてしまう心配がない

親が子どもの声で起こされるパターンもあれば、逆もしかりで親が出す音のせいで赤ちゃんを起こしてしまう場合があります。

別室にしておけば、親が不用意に音を出してしまったとしても、よほどでなければ赤ちゃんを起こすことはありません。

私は旅行中で子どもと同じ部屋で寝ていた時に軽く風邪を引いてしまったのですが、夜中に私が咳き込むたびに息子も起きて泣き始めてしまって、カオス状態が続きました。。

ほんとお互い、別々が幸せですよ。

寝かしつけが楽になる

これは直接別室寝と関係がないかもしれませんが、最初から1人寝に慣れさせることにより、寝かしつけが格段に楽になります。

寝かしつけでよくあるのが添い乳や抱っこですが、別室であれば少なくとも添い乳をすることは不可能なので、子どもが添い乳で入眠するパターンというのはありえなくなります。

1人で寝ることに慣れてくれれば、寝かしつけでぐずったりすることもほとんどなくなります。

夜中の対応が減る

上述の「赤ちゃんを起こしてしまう心配がない」に近いのですが、睡眠を邪魔されることのない快適な環境で眠ることになるので、夜中に起きてしまうことが少なくなります。

また、多少泣いてもすぐには親が行かないで様子を見ることにより、自分で再入眠する力がついてくるため、必然的に夜中の対応が減ってきます。

大人の時間をゆっくり過ごせる

子どもは子ども部屋に寝かせることで、夫婦だけの時間・空間を持つことができるようになります。

夫婦だけの時間以外でも、自分が好きなことをする時間、リラックスする空間など、日々の育児の疲れから解放される状況を作ることができ、結果としてメンタル的にも体調的にも安定します。(親が)

赤ちゃんと寝室を別にするデメリット

正直寝る場所を別室にするデメリットはほとんどないと思うのですが、強いて挙げるならこれかなと思います。

ちょっと寂しい

愛しい赤ちゃんのふわふわもちもちな肌を直に感じることができません。

同じ布団で体温を感じることもできないので、ちょっとだけ寂しく思うことがあります。

可愛い寝顔を間近で見れない

すやすや眠る寝顔を間近で見ることができません。

ベビーモニターで見ることはできますが、直接見るのとはやっぱりちょっと違うよなぁと思います。

上記2点は別室寝のデメリットと言えますが、我が家では夜が別室寝の代わりに昼寝は一緒に寝ることもあるので、そこでしっかりチェックしておくようにしています!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

赤ちゃんを新生児期から別室で寝かせることによって得られるメリットはさまざまです。

特に親が十分な睡眠を得られることにより日々の育児を積極的にこなせたり、静かな環境で子どもがしっかり長時間眠れるようになったり、ということは、非常に好ましいことだと思います。

日本では別室寝はまだまだ少数派ですが、個人的には絶対おすすめの寝方です。

これから赤ちゃんを出産する予定の方、すでにお子さんがいて別室にするか悩んでいる方、是非別室寝を試してみてください!
この記事がみなさまのご参考になれば幸いです。

03.育児
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