【出産レポ】ベリエの丘クリニックでの計画無痛分娩②【夫の分娩立ち合い&一緒に入院】

02.妊娠・出産
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近日中にアップするとか言いながら、日にちが経ってしまいました・・・
①を読んでくださっていた方、申し訳ございません。。

前回は出産前夜までの流れをご紹介しましたが、今回はいよいよ出産当日についてお話ししていければと思います。

前回のお話はこちらをご覧ください😊

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朝の回診

麻酔により無事睡眠できたのちの朝。
(麻酔が切れるのが怖くて結局1時間おきぐらいに起きて麻酔追加していましたが)

6時過ぎ、朝の回診が入りました。

熱は平熱まで下がっていて、足はむくんでいるけど特に問題なしとのこと。

身体中が地味に痒くてつらかったのですが、これは麻酔薬の影響とのことでした。
本当に地味につらいのですが、痛みを味わうよりは痒い方がまだマシ。

さて、重要な子宮口チェック。
結果、まだ2-3cmとのこと。まだまだか。。。残念。

進みが遅いので、ここからは飲み薬ではなく点滴による促進剤を入れるとのこと。
促進剤こえええええええ

助産師さんからは「前日朝に破水しているので、さすがに今日の夕方ぐらいには産んだ方が良いから頑張ってくださいね」と言われ、「頑張るしかないか・・」といった感じで受け入れました。

前日夜にけっこう麻酔を使ったので、念のため補充してもらいました。

麻酔について補足

ちなみにベリエの丘クリニックでは、麻酔は初回のみ医師・助産師さんに入れてもらいますが、以降は自分で麻酔薬のボタンを押して自分で薬を追加していくスタイルです。

1回入れたら次の追加まで15分以上開けるというルールは課されますが、基本的には自分でおかわり自由スタイル。

麻酔って医療行為じゃないの?

そんな自分でぽこぽこ入れていいの!?

自分で入れるということに疑問はありましたが、まぁベリエはこのスタイルでやってきているので、特に問題ないのでしょう。

辛くなる前に自分の意思で麻酔を追加できるというのは、私としては非常に良かったと思います。

ちなみに麻酔薬はこれです。
背中に刺した管と繋がっていて、常に手の届く場所に置いておく感じです。
ボトル上部がボタンになっています。

ボタンを押すと、背中を冷たい液体が通っていくのがわかります。

最初はびっくりしましたが、だんだんと「冷たいのが通ったからもう大丈夫・・」という安心材料になりました。

日焼けで手が汚いのは気にしないでください笑

点滴による促進剤の効果

さて、朝の回診のあと、早々に点滴による促進剤が入れられました。

1時間ぐらいしたら効いてくると言われたのですが、開始から10分ですでに痛い。痛すぎる。

麻酔追加するものの、痛みが勝る。点滴恐るべし。

あれ?やばくない?麻酔何も効果ないよ?骨盤死んじゃうよ??
今までに経験したことのない痛みが襲ってきました。主に骨盤。内側からミシミシと広げられるような、どうにもならない痛み。

ベッドに横になりながら、助産師さんに教えてもらったとおり深呼吸をする。
深呼吸で痛みが和らいでいるのかどうかはまったくわからないけど、深呼吸しない勇気もないので盲目的にとりあえず深呼吸をし続けました。

ベッド向こう側のテーブルでは、夫がPC作業を黙々とこなしている。
納期がある作業だから進めてくれと思いつつ、一方で今この瞬間は私に付き添ってくれ・・・とも思いました。が、それすら声に出せないほど痛い。

助産師さんがちょくちょく様子を見に来てくれ、あまりにも辛そうだった私を見て(静かに涙を流していました笑)、夫に私の腰をさするようにアドバイス。
確かに腰をさすってもらうと、かなり痛みが和らいだ(それでも死ぬほど痛いけど)気がしました。

いやでもそれより、麻酔してるのに何で麻酔効かないの?という方が疑問。
助産師さんも何故かわからない、といった顔でしたが、もしかしたら麻酔の針がずれたかもしれないので、もう少し頑張ってみてダメそうなら針を刺しなおしてみる、とのことでした。

これ、まだ耐えないといけないんか・・・。

麻酔強化

前回の助産師訪問から30分。
もう無理。痛い。無理。
痛いのが嫌だから無痛分娩の産院にしたのに、なんで痛いの・・・。

とにかくもう無理ということを助産師さんに伝え、麻酔針の刺しなおしも含め診るためいったん分娩室へ移動。

分娩台に上がったところで、なぜか急に麻酔が効き始めました。

今まであんなに痛かったのに、なんで!!???

もう無理、という痛みから、普通に我慢できる痛みにまで急激に落ち着きました。
何故かはいまだにわかりませんが、個人的には促進剤の効きをよくするためにベッドでは横向きで休んでいたのですが、分娩台で仰向けになった影響で麻酔の効きが変わったのでは、と思っています。
(あくまで個人的な予想ですが・・)

ちなみにこのときにも子宮口の開きを再チェック。

点滴の効果あってか、なんと6cm!
赤ちゃんの頭が触れるようになったとのことでした。

助産師さん曰く、「点滴が効いて急激に子宮口が開いてきたから麻酔よりも痛みが上回っちゃったのかもね」とのことでした。

痛みも治まってきたし子宮口も開いてきてるし、なんだか急に「出産」ということが現実味を帯びてくるような感覚に襲われて、少し怖くなりました。笑

痛みは治まってきたものの、まだ痛いは痛かったため、ここで麻酔薬がより強いタイプのものに変更となりました。
(麻酔効いてきたということは刺しなおしても意味ないから、強いタイプに変えましょうとのこと)

新しい麻酔薬を投入して、問題がないか数十分分娩台のうえで様子を見たうえで、再度夫の待つお部屋に帰還。

新しい麻酔薬ですが、効きすぎてビビりました。
まったくの無痛に舞い戻ることができて、心の底から安心できました。

ただし麻酔の効きが強くなったおかげか、吐き気も出てきましたが・・・。
とりあえず痛みに耐えることで疲弊していたので、昼寝して体力回復に努めました。

再度の子宮口チェック

麻酔強化により、1時間弱昼寝をし、HP回復完了。

再度助産師さんが来て子宮口チェックしたところ、なんと子宮口全開に!

寝ている間に全開になってくれるなんて・・・やっぱり麻酔って神。

お昼ご飯を食べたら出産しましょう、とのことで、いよいよ感が出てきました。

ちなみに出陣前のお昼ご飯はこちら。

昨日の昼も夜も、今朝もでしたが、いちいちご飯がボリューミー&めちゃおいしい。

しかし緊張からなのか疲れなのかわかりませんが、食欲がまったくなく、デザートの梨だけ食べて残りは夫の胃袋に送り込みました。

運命の出産

お昼ご飯の時間も終わり、前の分娩の人が終わるのを待ち、いよいよ13時に分娩室へ移動。

夫は撮影機材を抱えて一緒に移動。

助産師さんや医師の導線を邪魔しなければ撮影は自由なので、1台は動画撮影用で三脚を使わせてもらい、もう1台は夫手持ちで撮影してもらいました。

一生に一度の瞬間は自分の機材でしっかり残しておきたかったので、自由に撮影できてよかったです!

ちなみにベリエの丘クリニックでは、分娩も赤ちゃんが出るまでは原則助産師さんお一人で対応されます。
助産師さんみなさん良い方でしたが、分娩に付き添っていただいた助産師さんも本当に優しくて安心でき、頼りになる方でした。

さて、いよいよ分娩台にあがった私。
麻酔はしっかり効いていますが、さすがにちょっとだけ痛い。
昨日の痛みが若干トラウマ気味なので、15分おききっかりで麻酔を追加していく方針にしました。

分娩に入る前に、尿のカテーテルを挿入。
こちらはまったく痛みなし。出ている感覚もなかったけど、しっかり出ていたみたいです。

1回目のいきみ。

分娩台の両サイドに設置されているバーをつかんで、腹に力を入れながら腹を見るように少し上体を上げて、ひたすら息を吐く。

何も変化なし。

30分マッサージをしてもらい、14時過ぎ、2回目のいきみ。
何も変化なし。

この後も陣痛のタイミングでいきみを繰り返していきます。

麻酔は効いているので痛くはないのですが、陣痛が来る感覚はしっかりわかるので(骨盤周辺がきゅーっとなる感じ)、いきむタイミングがわかるのがすごく不思議でした。

何回もいきみを繰り返すと、だんだんと筋肉周辺が疲れてきます。
また、全然出てくる感覚がないため、「本当にこれいつか終わるんですか・・?」と助産師さんに何度か聞いてしまいました。

何回かいきみを試したのち、助産師さんも「これはちょっと・・」と思ったのか、体勢を少し変えて試してみることに。
開いて台に乗せている脚を、さらに上の台(実際見ることはできなかったのでどんな形状かわからない)に乗せ、仰向けになりながらも軽くしゃがんでいるような体勢に。

これでいきんでみたところ、赤ちゃんがぐいっと骨盤まで降りてくるのがわかりました!

再度いきんだところ、完全に骨盤に何かがはまった感覚に。
そして部分的に麻酔の効きが悪いのか、恥骨が開かれる感覚とその痛みが出てきて、思わず「え、痛い!」と言ってしまいました。
(痛いと言っても、ちょっと机の角に手をぶつけたぐらいの痛みだったのですが、それまで本当にまったくの無痛だったので驚いて声に出てしまいました)

このあたりで助産師さんから「もう赤ちゃんの頭が出てきていますよ!触ってみますか?」と言っていただいたため、私も夫も手を誘導していただき、赤ちゃんの頭部を触ることに成功。

本当に自分の股から赤ちゃんが出ている・・・!!!
衝撃的でした。夫もなんとも言えない顔をしていました。笑

さて、進むところまで進んだようで、体勢は元のとおりに戻され、応援の助産師さんが登場。

これが最後と思いいきんだところ、最後にはならなかったものの「おぎゃー」とどこかから謎の声が。

まだ出きっていない、股の中にいる我が子の泣き声でした。。

まだ出てないのに泣き声って聞けるのね・・・

ほんとびっくりしました。

その後数回いきんだ結果、15時過ぎにようやく分娩完了!!
無事に2,744gの男児が誕生しました✨

若干グロ画像なので小さめにしておきます。
出た瞬間を残せたのは、やはり立ち合い分娩&撮影OKなベリエの丘クリニックだったからこそだったと思います。
(ピントはずれていますが・・・夫よ・・・あなたも慌ててたのね。笑)
この一瞬が撮れて本当によかった!

分娩後、医師登場。

当然のごとく避けた膣を縫合してくれました。
時間にして約20分ほど、かなり避けてしまったみたいで若干苦戦していたようですが、無事に縫合してもらいました。
(麻酔のおかげで縫合も感覚はありましたがまったく痛くなかったです)

また、ベリエの丘クリニックではカンガルーケアを行っているようで、縫合の間、私の胸に赤ちゃんを置かれました。

本当にこの子は今私の腹から出てきたのかとか、本当に人間を作り出せたのかとか、こんなに小さくて猿みたいだけど大丈夫なのかとか、これから先ちゃんと育てられるのかとか、いろいろな思いが頭の中をよぎってなんとも言えない感情のまま赤ちゃんを見つめていました・・笑

分娩後、家族3人での時間

分娩は無事に終わったものの、どうやら自分は少し出血が多かったようです。

羊水含めですが1Lほど出血したようで、しばらく分娩台で安静にしているように言われました。
(通常500ccを超えると多いねと言われるようです)

安静にしている間、助産師さんもいなくなり、初めての家族3人の時間に。

自分の赤ちゃんという感覚はまったくなかったですが、とりあえず3人の記念撮影をしたり、取引先や家族に出産報告をしたりなどして時間を過ごしました。

もしかしたら危なかった?分娩後のトラブル

分娩後のリカバリーで家族3人で過ごしているとき、ちょっとしたトラブルが起きました。

夫にも赤ちゃんを抱かせてあげたいと思い、抱いてもらっているときのこと。

赤ちゃんには心拍チェッカーのようなものが装着されていて、心拍にあわせてピッピッピッピッと音が聞こえていたのですが、だんだんと音の感覚が長くなってきました。

私はまったく気づかなかったのですが、夫に言われて「確かに」と思い始め、また、さらに夫が「だんだん顔色が悪くなってきている」と言い始めたため、心配になってナースコールをしました。

助産師さんに症状を伝えたところ「生まれたばかりの赤ちゃんは呼吸することに慣れていないから呼吸することを忘れちゃっているのかも」ということで、いったん赤ちゃんは回収されていってしまいました。

このときは「え?赤ちゃん大丈夫?もしかして死んじゃったりするの?」ととっても不安になりました。。

気づいてくれた夫に感謝です。

ほどなくして赤ちゃんは無事に帰ってきて、再びしっかりと呼吸をしてくれていました。

無事でよかったですが、自分だけだったら気づかなかったかも。。そして気づかなかったら、もしかしたら本当に赤ちゃんに何か起きてしまったかも。。。
今思うと、なかなかの恐怖体験です。

自室へ帰還

しばらく安静を保ち、赤ちゃんも呼吸になれたところで、自室へ帰還しました。

私は出血が多かったため、歩きはNGとのことで車いすで自室まで運んでもらいました。

自分では全然貧血の感覚はなかったのですが、助産師さんからは「そういう人がうっかり立ってそのまま倒れるケースが本当によくあるから、絶対に立ったり歩いたりしちゃだめ!」と強く言われたので、その晩は極力立たないようにしました。

自室内にあるトイレに行くのもNGとのことで、再度カテーテルを入れられることに。
自分では全然トイレぐらい歩ける感覚だったので、カテーテルはちょっと嫌でしたが仕方ない。。
この頃になると麻酔が切れてきたのか、カテーテルを刺されるときと抜かれるときは普通に痛かったです。
次産むときは出血せずに産後カテーテルは無しでいきたい。。。

そして赤ちゃんとの過ごし方ですが、自室で一緒に過ごしてもいいし新生児室で預かっても良いとのことだったのですが、まだ赤ちゃんと対峙する心の準備ができていなかったのと、出産で疲れてしまっていたので預かってもらうことにしました。

昨日は夫と二人で過ごす最後の夜だ、と思っていたのですが、期せずして翌日も二人で過ごすことになりました。
(結局その後も夜はほとんど預かってもらったため、何日も二人で過ごすことになりました・・笑)

分娩後のご飯

分娩後、体力を消耗していた私。
昼ごはんも梨しか食べていないし、なんだかお腹が空いていました。

そんなときに出てきた夕飯がこちら。

生ハムサラダに、コーンスープ、お魚のフライ、ステーキ。

もうほんと、どれもこれも美味しすぎる。

夫と二人で「おいしいね」と言いあいながら食べました。完食です。

しっかり食べて満腹になって、麻酔の管などの装置からも解放されて、子宮の中はすっきりして、この日は本当にひさしぶりにすっきり寝ることができました。

~~~~~~~~~~

長くなってしまいましたが、こんな形でベリエの丘クリニックでの出産は無事に終えることができました。

4BC胚盤胞から始まった我が子の命ですが、無事にこの世に出てきてくれて本当によかった。

出産までのお話しはここで終わりですが、翌日以降の入院中の流れについてもご紹介できればと思います。
いつ更新できるかまだわかりませんが、気長にお待ちいただけると嬉しいです😊

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