異常や障害はない?4BCの6日目胚盤胞から育って生まれた我が子の記録~出生時~【脂腺母斑/新生児黄疸】

生後1日の赤ちゃんの画像 03.育児
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体外受精により産まれた我が子。
移植した胚盤胞は、クリニックによっては廃棄を進められるレベルの「6日目4BC」でした。
胚盤胞時代はランクが低かった我が子ですが、その後お腹の中ですくすくと成長し、無事に外の世界に出てきてくれました!
今回は6日目4BC胚盤胞だった我が子について、産まれたときの状態やトラブルについてご紹介していきます。

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妊娠中

妊婦検診

びっくりするぐらい順調で、出血などもありませんでした。

胎芽の成長や心拍確認、その後の骨の成長など、なんの問題もなく理想的な形で育っていきました。
(強いて言うなら頭が平均よりずいぶんと大きめでしたが・・・これは確実に夫の遺伝だと思われます)

あまりにも順調で、妊娠後期に神奈川⇒北海道までドライブ旅行に行ってきたぐらいです。
旅行の体験記事もアップしていますので、ご興味がある方は是非こちらをご覧ください。

NIPT(ダウン症検査)

高齢出産という事もあり、ダウン症の可能性が少し心配だったため妊娠13週のときにNIPT検査を受けました。

13・18・21番染色体いずれも問題ありませんでした。

出産時

分娩の状況

臨月に入ってから私が動きすぎた(地面に這いつくばって作業したり重い物を持って作業したり)ため、予定より2週間早く破水→出産となってしまいましたが、分娩自体は特に問題ありませんでした。

経膣分娩でしたが、無痛分娩対応の産院だったので分娩のタイミングでは痛みもなく(陣痛は痛かったです・・・)、とても良いお産だったと思います。

分娩レポもアップしていますので、こちらも是非ご覧ください。

プチトラブル*母体の出血多め

特に問題ないと言いましたが、強いて挙げるとすると、出産時に母体の出血が少し多めでした。
経膣分娩だと通常500ml程度の出血があるらしいのですが、私の場合1Lほどだったようです。
(1Lと言っても羊水など込みでの数値なので、実際の出血はもう少し少ないとのことでした)

そのため、分娩後も1時間ほど分娩室に寝たまま安静となり、自室に戻る際も歩かせてもらえず車いすで運ばれました。

貧血っぽい感覚は全くなかったので、重症人のように扱われてちょっと恐縮してしまいました。笑

その後も2週間ほど貧血改善のための鉄剤を処方され、服用し過ごしました。

出生時の赤ちゃんの体重・身長など

分娩直後、赤ちゃんの体重や身長を測ります。

我が子はこんな感じでした。

出産週数37w5d
身長49.5cm
体重2,744g
頭囲33.5cm
胸囲31.5cm

少し早くの出産でしたが、平均的でとっても可愛い子が産まれてきてくれました。

ちなみに産まれた直後に一目見てわかるほどくっきり二重&フサフサまつ毛でした♡

出生後トラブル①頭部に脂腺母斑を発見

無事に産まれてきてくれた我が子ですが、カンガルーケアをしている最中にあることに気づきました。

あれ?頭頂部付近に何か腫瘍のようなできものがある・・??

そのときは出産直後でまだ赤ちゃんも完璧には綺麗になっておらず、ところどころ血の混じった羊水がついたりしていたので何か付いちゃっているのかな?と思ったのですが、翌日、沐浴をしてもらって綺麗になった我が子をあらためて見たところ、やはり頭部にできものが。

気になって小児科の医師が病棟に来るタイミングで診てもらったところ、脂腺母斑ではないかとのことでした。

脂腺母斑とは

日本形成外科学会によると、脂腺母斑とは以下のものとのこと。

脂腺母斑は黄色調を呈する母斑(あざ)です。その多くはうまれつき頭部に発生します。頭皮だとその部位は毛が生えず、放置しておくと、成長と共に大きくなり、イボ状に盛り上がり、腫瘤が発生することがあります。このような腫瘤が発生するのは本母斑の約20%であり、平均30~35歳とされますが、まれに10歳以下の例もあります

一般社団法人 日本形成外科学会「脂線母斑・表皮母斑

後日県内で一番大きな小児医療センターでも診てもらいましたが、やはり脂腺母斑だとのこと。
良性腫瘍でガン化するリスクはほぼない(30代以降になるとガンになるリスクも少しずつ高まる)ため、小学校に上がったぐらいのタイミングで切除しましょうとのことでした。

出生後トラブル②肌が黄色い?新生児黄疸を発症

産まれてから3日後ぐらい、だんだんと肌の色がほかの赤ちゃんと比べて黄色くなってきました。

私自身は初めての赤ちゃんなので特に気になっていなかったのですが、助産師さんから「黄疸出てきちゃっていますねー。」と言われ、あらためて我が子を見て「ああ、確かに黄色いかも」と思いました。

新生児黄疸(高ビリルビン血症)とは

黄疸とは、血流中のビリルビンの増加が原因で、皮膚や眼が黄色くなることです。ビリルビンは、古くなった赤血球や損傷した赤血球を再利用する正常なプロセスの中で、ヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球の一部)が分解されるときに生成される、黄色い物質です。

MSDマニュアル 家庭版 『新生児黄疸(高ビリルビン血症)

新生児で黄疸が出る子はしばしばいるらしく、重篤な状態になる子はほとんどいないため助産師さんも「心配ないですよ」と言ってくれたものの、見れば見るほど黄色い(よく見たら白目も黄色くなってる!)我が子を見て、すごく心配になりました。

出産翌日の息子

新生児黄疸が出て治療が必要になった息子(出産3日後)

見比べてみると、数日で肌の色がずいぶん変わってしまったことがわかります。

私がお世話になった産院では黄疸の数値が一定以上になった赤ちゃんは光線療法を行うとのことで、新生児室で処置を行うことに。

光線療法とは

光線療法(こうせんりょうほう)とは、新生児黄疸が進行した場合に行う治療法のひとつで、その名の通り光を当てて治療を行います。
新生児は裸になりアイマスクを装着し、体の上もしくは下から特別な光を当て治療を行います。基本的には24時間光線療法を行うことで著しくビリルビンは低下します。新生児にとって侵襲性の低い治療法と言えます。

埼玉県さいたま市浦和区 産婦人科の加藤クリニック 用語集「光線療法

我が子の場合24時間の照射ではあまり効果が出ず、継続治療が必要に。
そうこうしている間に退院する日を迎えてしまい、私と夫2人が先に退院し、その2日後に息子をお迎えにいく形となりました。

まさか一緒に帰れないとは思っていなかったので、かなりショックでした・・・・。

産まれたばかりのか弱い我が子を産院に置いていくことはすごくつらかったです。

お迎えに行ったときにはビリルビンの値も下がっていて、その後は特別何かするということはなく、数週間で顔も目の色も綺麗な真っ白になりました!!
(1歳を迎えた今は日焼けで色黒になってしまいました・・・笑)

まとめ

Day6の4BC胚盤胞から産まれてきた我が子でしたが、大きなトラブルはありませんでした。

脂腺母斑という珍しい腫瘍はありましたが、特に今後の人生に支障があるものではないですし、新生児黄疸は比較的よく発生する症例とのこと。
(ちなみに夫も産まれたときは新生児黄疸が出ていたらしいです)

身長や体重にも問題なく、1歳1か月の現在まで元気にすくすく育っています!

グレードの低い胚盤胞での妊娠で不安に思っている方や、体外受精の妊娠で不安に感じている方もたくさんいると思います。

あくまで一例ではありますが、少なくとも我が子は今日までしっかり元気に育っています!
この記事を読むことで、少しでもみなさんの不安が解消されてくれたら嬉しいです😊

生後1か月以降の成長についてもいずれ記事を書く予定ですので、気長に待っていていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

03.育児
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